映画「シチリアを征服したクマ王国の物語」を観てきました。
最近なぜか色んな映画館でオンライン予約が中止になっている。
そんなこともあり、なかなか観に行けず。
久々に在宅勤務だった日に17時ちょうどに仕事を切り上げて
サクッと観に行ってきました。
クマの親子と仲間たち、人間との交流や葛藤の物語です。
カラフルなアニメーションはヨーロッパならでは。
日本のアニメは親子連れが見に行くような
完全に子供向けなものがほとんどなので
全く観ないのですが
フランスやチェコをはじめとする
ヨーロッパのアニメーションは大人単体で楽しめる。
いやむしろ、映画館はover40くらいに見えるお客さんがメインです。
物語も単純じゃなくて、何か感情が後に残るようなものが多い。
しばらくするとその時の思いを忘れてしまうんだけど。
元々はイタリアのこども新聞に掲載されていたらしい。
現地ではちゃんと子供向けなんですね。
日本の子供とは感性も違うのだろう。
お話は語り部となるおじさんと小さな女の子が
洞窟で年老いたクマと出会うシーンから始まります。
語り部が話し出した物語。
仲良しのクマ親子の子供が行方不明になり、探し回る父クマ
子供を探し、食料を求めて下山するクマたちに
人間たちは武器で攻撃します。
クマたちは大きな雪の球で応戦
人間たちに騙されながらも進んでいきます。
ついにサーカスで働かされていた子熊に再会
それからは父熊が王となり幸せに暮らしました。
ここまでは語り部が知っている物語。
でも洞窟で出会った老クマはその話の続きを語り始めました。
と、これ以上はかなりネタバレなので
ここまでに。
吹き替え版もあるようですが
耳にシュワシュワと優しいフランス語が心地よく
私は断然字幕版をおすすめします!
星をつけるなら5点中4.5点くらいかな。
観てよかったです。
観る小さな芸術という感じで
心も視界もひらけてきました。
文庫本も欲しくなる!
まだまだ制限ある世の中ですが
だからこそ心に非現実的な癒しを与えたいものです^_^