二日連続で映画観てきました。
昨日の夜は、ずっと気になっていた
ベルヴィル・ランデブーを観賞
フランスの長編アニメーションです。
海外のアニメーションを観たのは本当に久しぶり。
昔、渋谷のシネマアンジェリカや
吉祥寺のバウスシアターで、友人とよく観てたなぁ。
両方今はない映画館。寂しいですね。
話は戻って、これは実にフランスらしい
シュールでクスッと笑えて、ちょっとほろ苦い。
好きなタイプの映画でした！
人物の絵柄は、以上にとがった鼻とか
折れそうな足とか、極端で好みじゃないけど
風景がとても繊細で美しいです。
おばあちゃんと犬の最強コンビと
ベルヴィルのこちらも最強な老三姉妹が最高に面白かった。
古き良き海外のアニメ映画が好きな人は
きっとツボだと思います。
星をつけるなら4だな。
日付変わって、今日は朝の回から。
モロッコの映画です。
昨日のアニメーションが意外にアクション映画の後のような爽快感があり
今日は見るからにほっこりしたポスターに惹かれて、多分私にはこれが初のモロッコ映画。
これはなんというか、最近で言うなら
「アンモナイトの目覚め」みたいな？
爽やかな朝というよりは、常に曇り空の夕方みたいな映画でした。
パン屋の女主人の、天真爛漫で可愛い1人娘の存在だけが
いつも太陽みたいでほっこりしました。
人を寄せ付けなかった女主人が
未婚の妊婦と出会って少しずつ心を開かれていく。
妊婦自身も、望まなかった子供を出産する葛藤を抱えていて
女主人と一人娘との暮らしの中で
少しの間だけど、女3人の生活を楽しめたし。
必然的な出会いだったのかな。
しかも驚きなことに、監督が幼い頃に
未婚の妊婦を泊めた実体験から
ストーリーを書き上げたとか。
その後産まれた子がどうなったかは
描かれていないけど
養子に出された先が温かい家庭であればいいなと祈るしかないですね。
女性監督らしい柔らかく優しい映画でしたが
想像より暗くて考えさせられる映画だったので
星をつけるなら3.5くらいでしょうか。
