今年最後の映画鑑賞は
イタリア映画で締めくくりです。
孫までいる熟年ゲイカップル、トニとカルロが
結婚式を挙げるまでのドタバタ劇。
これは面白かった。
笑えるとこはそれほど無くて
割と真面目で考えさせられるとこもあり
トニの娘のペネロペの気持ちが手に取るようにわかってしまった。。
外から見たらイタい大人で
面倒くさい女なんだろうけど。
最近、私ってアダルトチルドレンだったんだと自覚した自分に
なんとなく重ねて観てしまった。
トニの自由奔放さは私には理解不能。
イタリア人らしいっちゃ、そうなんだろけど。
カルロはすごく愛情深い人で
トニにはもったいないくらい。
でもぶつかることを恐れずに
2人は愛し合ってるんだなーと。
最後はみんなで踊って笑って
良い結婚式でしたが。
これは2人の物語なんだけど
結婚に反対するカルロの息子サンドロと
ペネロペの物語でもあるように思いました。
賛成する側は大人で、ある意味関心がないし
関心がない方が気楽と割り切ってる。
反対する側はもう動揺が隠しきれず
感情を爆発させて
まさに「泣いたり、笑ったり」忙しい。
というかほぼ怒ったり悲しんだりなんだけど。
その人間臭さの描写こそが
イタリア映画だなぁと思います。
カルロの温かい人柄に触れて
子供の頃から傷ついた心が癒されて
トニに今までの思いを全てぶつけて
自宅に戻ったペネロペが
散らかった部屋をガンガン片付けるシーンがとても好きです。
私も早く家に帰って
部屋とともに散らかった人生を片付けたい。
そんな風に思える映画でした。
他にもたくさん観てましたが
レビューも書かずでした。
来年も良い映画に巡り会えますように⭐︎
