すっきり楽しく暮らしたい

映画、読書、ご飯、お出かけの記録。時々、世の中に小さな毒を吐きます…

海の上のピアニスト

ニューシネマパラダイスと並んで
トルナーレ監督の代表作

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実はこちらも今回初めて観ました。

そんなに古い映画ではないんだけど
それでも21年前の映画。

今回はデジタル修復版、イタリア完全版の上映でした。


イタリア映画をフランス映画ほど観ないのは
死、特に大切な人の死が描かれることが多いからかも。

切なくて、物悲しい気持ちになる。

太陽のような明るさと、海の底みたいな静かな暗さ。
両方が表現されてて、私にはお腹いっぱい過ぎるのかも。

でもこの作品は泣きませんでした。
涙腺激弱な私が。

感動しなかったわけじゃないけど

その死は必然だったんだろうと納得が行くし
どんなに望んでも、違う展開はないだろうと
観ながら途中で諦めてしまったから。


トルナーレ監督の作品は、近年のものは殆ど観てますが

初期の作品より不気味さを増していたり
切なさを超えてやるせない気持ちになったり
消化不良を起こすのに、なぜか観ずにはいられません。


それに比べたら、海の上のピアニスト
かなり正統派、真っ直ぐな映画です。


そして、、

やっぱりティムロスは上手いなぁ。
1900に彼以外は考えられない。

この映画がたったの20年で名作と語り継がれているのは
彼がこの役を演じたというのが大きいと
改めて思いました。


船で生まれ、船で死ぬ。

船が彼の世界の全て。


とても不思議な映画でした。

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